「残りの者」ローマの信徒への手紙11章1節-6節

「そこで、わたしは問う、「神はその民を捨てたのであろうか」。

断じてそうではない。わたしもイスラエル人であり、アブラハムの子孫、ベニヤミン族の者である。 神は、あらかじめ知っておられたその民を、捨てることはされなかった。聖書がエリヤについてなんと言っているか、あなたがたは知らないのか。すなわち、彼はイスラエルを神に訴えてこう言った。 「主よ、彼らはあなたの預言者たちを殺し、あなたの祭壇をこぼち、そして、わたしひとりが取り残されたのに、彼らはわたしのいのちをも求めています」。 しかし、彼に対する御告げはなんであったか、「バアルにひざをかがめなかった七千人を、わたしのために残しておいた」。 それと同じように、今の時にも、恵みの選びによって残された者がいる。 しかし、恵みによるのであれば、もはや行いによるのではない。そうでないと、恵みはもはや恵みでなくなるからである。」 ‭‭ローマ人への手紙‬ ‭11‬:‭1‬-‭6‬ 口語訳